浴室でウンコを漏らした話をします。
浴室でウンコを漏らしました。
僕は四年に一度、つまりオリンピック開催と同じくらいの頻度でウンコを漏らします。
浴室でウンコを漏らしたのは初めてでした。
ところで、前に漏らしたのは、冬の寒い夜。
屋外でした。
積もっている雪の上に、そうそれは犬のアレを飼い主が持ち帰らなかったときのように。それをアレで見せかけて帰宅しました。
自宅から100mくらいのところだったけどね。
今回のウンコに話を戻します。
まずは、ウンコよりも2時間くらい前のことから。
仕事でまあまあ遅くなり、一杯飲んでから帰るか、といつもの店に立ち寄りました。
世間はハロウィンに浮かれているようで、ご多分にもれずその店もハロウィンイベントなるものに盛り上がっていました。
「日本ではなんでアメリカのお盆をお祝いしてるんだよ!? 理解できないよ!!」と無意味な煽りをしながら、「イベントでーす、サイコロを振ってください!」と言われるや全力で乗っかり、まんざらでもない俺。
サイコロを振って5分後には、タバスコ入りのトマトジュースを飲んでいました。
辛いの。
なんかお腹が痛いの。少し。
まあ、でも許容範囲だし、と、その後もしばらく飲んでから満員電車で帰宅しました。
帰宅後、シャワーを浴びていたときです。
それは急に訪れました。
普通、あるよね。
前触れとか。
まあ、あるっちゃ、あったわ。
店で少しお腹が痛かった。
でも、それだけ。
他にはなにもない。
シャワーを浴びてたら、「ヤッホー、こんちは!」って感じで、ニョニョニョって出てくるわけ。
ウンコが。
肛門から。当然だけど。
で、僕としては、「待て待て待ておいおいおい」って気持ち。つーか、そんなこと思っている間もなく、泥だらけの土足で掃除したばかりの部屋にあがりこまれたようにパニックになってましたけど。
で、僕の神の左手でキャッチしたわけですよ。一瞬。
なんだろう。サイズ的には小さいかりんとうくらいかな。
予告なく「こんちは!」と浸入してきた招かれざる客。
入口(肛門)を即座に閉め(締め)たことが奏功して全員が入ってくることはなかったのね。
1人だけって感じ。小さいかりんとう。
ビックリするよね。
ウンコを漏らしたことに対してじゃなくて、年々緩みが目立つ自分の肛門に。
「まだイケる」
と思ってたのも、「えぇっー……」ってくらいに抑えられないもんね。
いま以上 ゆるくなるのが 尻と知り
堰切り出るのは カレーか加齢か
トイレ行ってきます。