先手番の定跡から後手の受けが誤ったときの変化
昇級の経過を振り返ると、4級まではすんなりいったんですよね。
3級への昇級が最初の壁でした。
何が問題なのかな〜と考えたところ、指しパターンが少なくて、しかもほとんど考えずにノータイムで指してたのが原因でした。
そこで、少し考えるようになったのと、といってもほんとに少しですが、それで3級に昇級することができました。
2級への昇級は、同じ負け方をしていても全く振り返ることがなかったのを、振り返るようになったら、当たり前ですが勝率があがりまして、指し手のパターンも増えていきました。
勝てないパターンは、思いきって指し方を変えてみたり。
そして、少しだけですが2,3手だけ読むようになりました。外れることも多いですが、、、
そんなわけで、やっと1級です。
初段にはどうやったらなれるんだかわかりませんが、同じように振り返りを続けていきたいと思います。
そして、やっと今日の本題。
研究していた変化で自分が指し方を誤ったので、復習を兼ねて記録したいと思います。
こちらが先手で▲A3ぞう打とした局面です。定跡では、後手は△B3きりんときりんを切ってきます。
が、
△A2きりんと上がってきました。
オーマイガ!
研究してねーよー
先手は▲同ぞうとします。
ここで後手の対応は2パターンあります。
(1)△同らいおんとする。
(2)△同きりんとする。
両方を追っていきます。
どちらも先手が勝ちとなります。
つまり、最初に示した局面で△A2きりんと上がるのは敗着ということですね(僕の研究上では)。
では、(1)の変化から。
△同A2らいおん
先手は▲B2ぞうとします。
以下、後手が△B4ぞう打としたらトライ狙いで▲C2らいおん。
△C1ひよこ打ときたら、▲A1きりんで詰み。
それ以外の手も全てトライ狙いの▲C2らいおんか、▲A1きりんで先手勝ちです。
次に(2)の変化。
△同A2きりん。
実はこの形は以前に紹介しました。
ここで▲B2ひよこ打が好手となります。
後手は△同きりんの一手です。
後手らいおんが左右に逃げると▲B2きりん打の即詰みですので。
これを僕は忘れていました!
▲A1きりん!!
△C1らいおんと逃げても、▲B2ぞうで即詰みですので、△同らいおんの一手です。
当然、▲B2ぞうですね。
あとは後手らいおんが△A2らいおんでも、△B1らいおんでも、どちらでも▲A1きりん打で詰みです。確かめてみてください。
定跡から外れて△A2きりんの局面で、
後手の負けが決まっていたんですね。
おそロシア。
勝てる局面をしっかり勝ちきるのが大事ですね。おそロシア。