俺はまだ本気出してないだけ
タイトルは聞いたこともあったし、主人公の絵も見たことがあったけど、読んでなかった漫画。
「俺はまだ本気出してないだけ」を友人に勧められたので読んでみた。
僕は映画でも小説でも漫画でも、最終的には救いがない話は好きになれないです。
この漫画は絵はヘタクソな方だと思うし、くだらない中年の日常を垂れ流してるだけな感じでした。
ですが、読み進めていくうちに、家族関係を中心とした人間関係に視点が移っていき、主人公の成長(?)というか周りの人間との関係性の深化というかそれに合わせて視点が変わってきていたのかなとも感じました。
全部読み終えて、作画について思ったことは、「これわざと意図的にヘタクソに書いてるんじゃねーか?」と。
同じ作者の他の作品もググッてみましたが、基本的な作画は同じ作者だなーって感じるのですが、絵のタッチとか線の印象がやはりヘタクソな感じにしてるんじゃないかなと。
というのは、話の内容的に絵がキレイだったり丁寧だったりすると重くなるんだと思うんですよね。
特に後半から終盤。あの作画だから味が出るというか、ストーリーの本筋に着目しやすくなるというか。
さらっと読めて、自らも省みるキッカケとなりました。
やはり、俺自身もまだ本気出してないだけだな、と(←言ってみたかっただけ)
俺はまだ本気出してないだけ コミック 全5巻完結セット (IKKI COMIX)
- 作者: 青野春秋
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/10/05
- メディア: コミック
- 購入: 1人
- この商品を含むブログを見る