JIKOKENNJIYOKU-NIKKI【21st Century】

明日から本気出すわ。

AI時代には教養が個人を差別化する

 

プロ棋士・羽生善治が語る、AI時代を生き抜くために「身につけるべきスキル」とは?|CodeIQ MAGAZINE

から気になったところを以下、一部抜粋。下線は私が特に興味を持ったところに引きました。

中島:AIがある程度仕事を奪うのは事実でしょう。しかし人間の役割とAIの役割が違ってきます。例えば人間が直観で考え、その検証をプログラムがやるというように。裁判の判決もそういうプロセスになるかもしれません。まず直観で判断し、今までの判例で積み上げられるかを検証する。


もちろん最終的な判断は人間がします。このようにAIを活用することで、社会全体の生産性が上がり、働く時間が減らせます。今あるシステムをソフトウェア化するのは有意義ではありません。IoTで初めてできることをやっていかないといけないと思うんです。


次の富のサイクルの仕組みを作るのはソフトウェアをやっている人たち。うかうかしていてはダメです。あと数年で社会の変化が起こり始めます。追いかけるのではなく、先に進んでください。


松原:例えばスマホのアプリの中には人工知能が入っているものが登場しています。おいしいモノを食べたいと言うときに調べるのは、すべてAI。既に私たちは人工知能に意思決定を任しているんです。中島さんが言ったように、いかにAIを活用して社会を変えていくか。これは情報系の人にしかできない仕事です。


AI時代を生き抜くために身につけるべきスキルとは?


清水:最後に今後、私たちITに関わる人材はどのようなスキルを身につけていけばいいのか、メッセージをお願いします。


羽生:私が日常で心がけているのは、できるだけ初見の場所、自分の経験値が生きないところに行くことです。例えばどこかに行くときもスマホで調べず行く。スマホは便利だけどそれに頼ってしまうと、初見の場面で、自力でなんとかする力が弱まってしまうと思うからです。


もう一つは人間とAIと二分してしまうように捉えるが、人間+AIでどんな新しいことができるか、という視点で新たなサービスなどを考えることだと思います。


中島:いつかの羽生さんの講演ではタイトル戦で自分が不利な局面にあえてつくるという話を聞きました。次に勝つために、不利なことに慣れるためだと。次の山を目指すには、登った山を下りなければなりません。ビジネスもそう。常に新しいことに恐れずにチャレンジする姿勢をいつまでも持っていて欲しいと思います。


松原:これからは教養が見直される時代になると思っています。教養を個として持っていることが、人間の差別化になると思うんです。ある状況で自分の頭だけで結論を出すときにも、教養が大いに役立つと思います。


中島:これまではT字型人間になれと言われてきましたが、AIが普及すると深い専門知識が必要な作業はAIの得意分野。人に求められるのは幅広い興味や関心、そしてデザイン力だと思います。


清水:初見を恐れずに取り組む場合にも、デザイン力は欠かせません。AIが人間の生活を豊かにするかどうかはIT技術者にかかっています。ぜひ今日の話を参考に、そういう社会が実現するよう、スキルアップに励んでいきましょう。

以上。


ネット検索がここまで発達してきて、AIの普及も加わると、
個々人の知識の多寡が持つ価値は相対的に低くなる。つまり陳腐化してしまうと思っています。

個人的には英会話など外国語の勉強は、これからは価値が低くなるのでは、と。
同時翻訳とかできてしまうようになるだろうから。
でも、翻訳された文章が、本当に自分の意を反映しているかなどがわからないと、完全なブラックボックス化してしまうので、ある程度は知識も必要か……。

となると、上記にも出てきているけど、単なる知識ではなく“教養”と言われるものが重要という結論にもうなずけますね。

最近、ネットの記事でも特にAI関係のものをクリックしてしまうので、
自分はAIに興味があるんだな、と今さら気づきました(笑)

理系は苦手なんですけどね。文系も得意とは言ってませんが(笑)