JIKOKENNJIYOKU-NIKKI【21st Century】

明日から本気出すわ。

最善を尽くすことと、納得を得ること

最善を尽くすことについて。

ここのところ「そのときの最善を尽くすこと」と「納得」が重要だなと感じているので。

多くのことは、仕事や日常生活において結果や成果(アウトカム)が重視されがちです。
結果や成果っていうのは、「(自己及び他者が)納得すること」と言い換えられるかと。

例えば、臨床でも納得感(サービス提供者、本人、家族)が重要ではないか、と。
そのためには、それぞれが最善を尽くすことが必要。

在宅での看取りを例として挙げると、在宅医や訪問看護師が単なる医療サービスの提供(手段的支援)のみを行うだけでなく、
本人や家族への情緒的な支援も行いつつ、気持ちに寄り添う姿勢をみせるといったサービス提供が納得につながるかと。
状態が悪化しながらも、最善をつくす姿勢を見せることが本人や家族の納得につながる。

そして、本人は家族やサービス提供者に対して「十分に良くしてもらった」、家族は「しっかりと看取ることができた、自分も支えてもらえた」といった感情や気持ちが生じることとなり、利用者本人が亡くなったときに、「納得感」が生じると思うのです。
これが医療サービスが手段的支援のみであれば、同様の状況とはならないのではないか。

つまり、アウトカム(結果、成果)のみを求めて行動するよりも、プロセス(過程)において最善をつくすことがより重要である。
プロセスを重んじることが、結局はアウトカム(結果、成果)にもつながり、かつアウトカムに対する自己や周囲の納得につながるのではないか。

プロセスで最善を尽くすことで、結果がどうであれ受け入れられることにつながるんじゃないかと。つまり、納得を得ることになるのかな、と。そしてそのことが幸せにつながるんだろうな、と。

大事なのは「納得」というのは「成功」や「良い(とされる)結果」とイコールではないこと。
期待と異なった結果であっても、その結果を受け入れ納得できるためのプロセスが重要なんじゃまいかと。