ぼくのじゆうけんきゅう
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「夏休みの宿題は計画的にやるな」
という記事を読みました。
計画的にやってなかったな、、、
子どもの頃の自分は神経質な感じだったくせに、計画的じゃなかったわ。
低学年の頃は何をしたか覚えてないけど、小学校四年生の夏休みには、たしかカビの観察研究やったんだわ。
6枚切りの角食パン、つまり個体は同じ条件のものを、異なる環境に放置して、それを毎日観察してカビの生え具合をスケッチしていくという。
暗い。暗いわ〜。
で、一週間くらい観察した結果を模造紙にまとめて発表しました。
褒められたのかとか、評価は覚えてませんが、その後しばらく、僕のあだ名は「カビ」になりました。
うん、そうだよね。そうなるよね。
自己責任だよね。
紛争地域にいって命がなくなるのと同じで、子どものフィーバータイム、夏休みに毎日カビみてたら、そう呼ばれるよね。
次、五年生。
何を思ったのか、いや何も思ってないのか、当時の僕はことわざが好きだったみたいです。
で、ことわざ辞典を自作しようと思い立ったわけです。
買えばいいのにね。ことわざ辞典。
で、思い立った初日にあ行の「う」から始まることわざくらいまでやったわけですよ。
辞典かなんか調べながら。
で、前年のカビ同様に放置したよね。
そしたらさ、めんどくさくなるのよ。
「あ、明日頑張ろう」
翌日は「明日の俺、頑張って!」
それを繰り返していったわけです。
夏休み残り3日のときに気がつきました。
「あ、これおわんないかも」
取り掛かった初日から、まったく進んでないの。
「う」で始まることわざのままなの。
でも、エンジンはかからず、
「とりあえず明日考えよう」
ってなったよね。
で、夏休み残り2日の日。
生まれて初めて、ブワッ〜って全身が泡立つ感じで焦ったよね。
「あ、ヤバい、俺おわんない!」
で、ダラダラやるんすわ。
腕もダルくなるんすわ。
そんで徹夜でやりましたわ。
深夜の雰囲気が怖いからラジオ聴きながらやったわ。
で、生まれて初めて深夜のラジオ聴いたら、エロいこととか、つっても下ネタなんだけど、当時小学生の僕には刺激が強いわけですよ。喋ってんすよ、ラジオのMCが。
勃起しながらことわざ辞典をつくり続けました。
そして、ほとんど寝ずに夏休みおわりを迎えました。
僕は「ことわざ辞典(あ〜せ)」という自由研究を提出しました。
そして、六年生。
昨年に懲りて、「今年はしっかりつくろう!」
と何気に燃えていたわけです。
で、僕はクラスで仲がよくて、勉強ができる男子2人に声をかけました。
「共同で自由研究やらない!?」
当時、一人でやるのが当たり前だった自由研究を3人チームでやろうと。
2人は画期的に聞こえたのか、ノリノリで賛成してくれました。
僕の魂胆は、こうです。
「勉強できるやつと組んだら、めっちゃやってくれるんじゃね?」
その作戦は大当たりしました。
みんな三国志が好きだったんですね。
1人目、キレイな字のHくんが文章を考えて、文字を書く。
2人目、絵がうまいMくんが赤壁の戦いの様子のイラストを書く。
齟齬がないか、きちんと表現できているか、しっかり確認するんですね。
そして、夏休みがおわり、作品を提出すると、僕たちはめっちゃ褒められました。
僕はとても誇らしい気持ちになりました。
そう。それはサッカー日本代表が世界の強豪に接戦の末、勝利をつかんだ、のをスポーツバーでビール飲みながら観戦している気持ちに近いっすね。
努力しないで、他人の努力に乗っかる。
僕は小学生の頃からその味を知ってしまっていたようです(笑)