JIKOKENNJIYOKU-NIKKI【21st Century】

明日から本気出すわ。

白鵬が負けた。

新聞をとっています。 

朝刊のみで契約したのに、夕刊まで配達されていました。
面倒なので、配達所にも特に伝えてきませんでした。
4月分の集金も来ていないので、来たタイミングで、「夕刊の契約してないんですけど! 仕事から帰るのが遅くてほとんど読めないし! その分は支払いませんからね!」


集金に来てもそう言って踏み倒してやろう。
そう企んでいました。

そして、今日。

白鵬が負けました。


日馬富士と向かい合ったときに、白鵬の右足首のテーピングが見えたんですよ。
左肘にもサポーターつけてたし。
昨日はみてませんが、右肘にサポーターしてたらしいですね。

こないだのNHKのプロフェッショナルで白鵬を特集していたときに、白鵬自身のこだわりとして、サポーターやテーピングは極力しないと語っていたんですね。

「今日来るお客さんにきれいな体での相撲を見せてあげたい」

白鵬は、そんなことを語っていたんですわ。

その白鵬がサポーターだけでなく、テーピングもしているのを見て、僕の中で白鵬負けフラグが立ちました。

そして、白鵬が、負けました。

僕も勝手に白鵬の心情を思いやり、「嗚呼、なんてこった……」と落ち込んでしまいました。

そう、そしてこのタイミングで、新聞の集金が来たのです。

「4月にお会いできなかったので、、」

僕は用意していたアレを言ってやりました。

「契約していないんですけど、夕刊が配達されているので、来月から止めてもらっていいですか」

若干というか、かなりニュアンスが異なってしまいましたが、こんな感じで言うのが精一杯でした。
だって、白鵬負けたし。

すると、集金のお兄さんが、
「あ、じゃあ夕刊分の料金は、、、お引きしますね、、、」

そして、僕は思いがけないこの提案に調子を崩してしまいまして、

「いえ、いいんです。もう済んだことですから。来月からは夕刊止めでお願いします」

そう。もう済んだこと。
白鵬負けたし。


「……先月お会いできなかったものですから、今日二ヶ月分いただいていっても構いませんか……もし難しければひと月分でも結構ですから……」

「いえ、支払います。二ヶ月分。来月からは引き落としにしていただけますか」

「わかりました。クレジットカードと銀行引き落としがありますが」

「クレジットカードでお願いします」

「わかりました。でも、今日二ヶ月分で大丈夫ですか……」


「(大丈夫だって言ってるだろうがっ!!)……えぇ、大丈夫ですよ」

「8237円になります」


「え?」

「8237円です」

「(現金あったかな……)8327円ですね」

「いえ、8237円です」


「ちょっとお待ちください」



あった。

良かった。


でも、白鵬が負けた事実は変わらない。

夕刊をほとんど読んでないのに、勝手に配達されて文句を言わなかったので、読んでない夕刊の料金まで支払った事実も変えられない。


新聞の支払いを終えて、現金のなくなった私はこれから友人と飲みに行くのでコンビニのATMへと向かうのであった。


白鵬が負けなければ、いや、そんな話はもうやめよう。


でも、やっぱり、言わせて欲しい。







白鵬が負けなければ、新聞の集金も来なかったかもしれないし、もし来たとしても居留守を使ったんじゃないだろうか。


そしたら、新聞の料金も支払わなくて済むし、コンビニのATMに行く必要もなかった。



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んなわけねーか(笑)