エグザム
『質問は一つだけ。制限時間内に答えること。ただし、以下3つのルールを守ること。
- 試験監督及び警備員と会話を交わしてはならない。
- 試験用紙を如何なる理由であれ破損してはならない。
- いかなる理由があろうと、試験会場から退出してはならない。
以上を破った場合には、その場で失格。』
試験監督が退出し、制限時間80分を刻むタイマーのカウントが始まる。受験者たちは早速とりかかろうと試験用紙をめくるのだが、それはまっさらな白紙だった。やがて受験者たちは試験をクリアーするため協力し合うが、お互いライバルでもある彼らは心の内で相手を出し抜くことを考えているのだった。(Wikipediaより引用)
って内容です。
こういう映画ってサイコサスペンス? サイコスリラー? って呼ぶんですかね。
今回のエグザムみたいな映画は最初の設定で、おもしろそうだな〜って期待してしまうんですけど(だからレンタルして観てるんですけどね)、その時点で自然に観るよりもハードルが上がるというか構えちゃって観ますよね。
「これはきっと面白いに違いない!」
「予想外の結末が来るだろう!」
みたいな。
なので、その分期待を上回らないと残念な気持ちになってしまいますよね。
難しいよね〜
平凡に見せかけておいて、予想を裏切るってのが観る側の心理を考えると落差が大きくなり満足感が高まるような気がしています。
内容がイマイチでも、ガンガン広告を打って盛り上げると、「なんかすごそう!」と多数の人にかんじさせられるので、集客はあがるだろうし、商業的にも成功する可能性が高まりますよね。でも、内容が高めるだけ高めた期待に沿うことができなければ、観客の満足感は得られない。
逆に平凡な印象の映画だと、観る側もあまり期待していないから、意外と良かったと感じてもらう可能性は内容にもよりますが、高くなりそう。
でも、多くの集客を見込むには口コミで良さが伝わる前に上映終了とかありえるし、商業的には厳しいかも。
ってことは、資金をできるだけかけずにサークル規模での上映で限られた分母に対しての満足度を追求するか、資金をかけまくって内容も質の高いものを追求して、広告も打ちまくる上で、でもストーリーの肝心なところは明かさずに露出を増やして大衆に「なんかすごそう! 観てみたい!」って思わせて、観たらみたで、「おもしろかった!」と感じる人が多くするか、どちらかの戦略に絞ってそれぞれの大勝利を目指すのが適切ですね。きっと(小並感)
言うほど簡単じゃないよね(笑)
映画の評価って、観る側の素養というか経験だとか価値観にもよるだろうから大衆的には駄作でも中にはグッときた! っていう少数もいるだろうし、その逆もあるだろうから本質的な良し悪しの評価は難しいよね。
作り手の意図があってもなくても、それを受け手がどう感じるか、感じないかは自由だし、勝手な妄想をして作り手の意図を超えてしまう拡大解釈とかもあるだろうし。
と勝手なことを述べてきましたが、エグザムの個人的な感想としては、序盤は引き込まれましたが、中盤は(僕の気持ちが)ちょい中だるみしまして、終盤は「そっかー」って感じで想像を超える感じとはなりませんでした。
あくまで個人の感想ですし、受け手である僕の素養がないっつー可能性は否定できませんので、、、映画をそんなに数みてるわけじゃないし。
つーことで、エグザムの点数は……(点数つけるのかよ!)10点満点中、6点で。
明日から本気出してレンタルDVDを返却してきます!!