追い込まれないと本気出せない症候群
オッサンは追い込まれないと本気が出せません。
世の中には僕のようなオッサンは多々存在すると思います。
そんなオッサンが人類が発明した偉大なモノの一つとして挙げるならば、それは「〆切」です。
〆切、すごいよね、この言葉の響き。その追い込まれ感、追い込み感がハンパないっす!
オッサンは、今ね、来週の中盤あたりでやらなきゃいけない講義の資料をつくってるの。
パワポ(パワーポイント)で。パワポって言ったら、なんかデキル感がでるので、パワポって言っちゃうんだよね、オッサンは。
え、そんな感じはないって?
じゃ、いいよ! ほうっておいてくれよっ!
そうそう、〆切の話ね。
来週の講義があるからその資料をメールで送らなきゃならないから、焦ってるんだよ。
今年もありがたいことにオッサンに対して、いくつか講義や講演の依頼をいただいてきまして、おかげさまでなんとか無事に終えられてきました。一般向けや学生向けさまざまでありますが、概ね一般向けは受けが良く、反応も良好な感じで終えられています。
が、しかし。
が、しかしですよ、みなさん。
学生向けがね、きっついの。
学生ってね、興味がない話は寝ちゃうのよ。目の前で。
「あれ、オレって催眠術つかえたっけ? てか、オレ、催眠術かけてたっけ?」
って感じになるのよ、ホントに。
だから、興味を持ってもらえるように、寝ないで聞いて(敢えて『聴いて』もらおうとは思っていません)もらえるように、グループワークの時間を設けたり、体を動かすデモンストレーションをしたりとかしてるの。
でもね、ほぼ7〜8割の学生の頭の中には入ってないよね。オッサンの話した内容が。
でもいいの。1割の学生にでもすこし感じるところがあれば。
って脱線しましたが、今回も学生に対する講義です。
でも、話す内容が今まで20回近くしてきた講義のテーマとは異なり、初めて話をするテーマでございます。
なので、資料もイチからつくっております。
資料を作る前にストーリーもつくったんだけどさ。このストーリーの順序を誤ると、理解が妨げられるから気を遣いますよね。
つーか、興味ないだろう話で論理がめちゃくちゃだったら、もうね、お互いに不幸だよね。
で、さっきやっとストーリーが固まったの.
今回の講義の依頼は、たしか昨年の5月くらいにもらったような記憶があるんですよね。
で、まだ先だからいいや〜、他にもやることあるしねっ!
ってことで、寝かしておいたんですよ。
そんで、昨年末くらいに大学の先生から「来年あたまの講義おねがいします」ってメールが来てやっと気づいたの。寝すぎたことに(テヘっ!)。
「かーちゃん、もっと早く起こしてっていったじゃんかよ〜!!」
「なんども起こしたけど、あんたが起きてこなかったんじゃないっ!」
みたいな心境です。
いや、こんな記事うってるヒマがあれば、さっさとやれよ、そう思ったでしょ、あなた。
わかる。わかるわ〜。
でもね、でもね、でもね。
学生時代の定期テスト前とか、やたら普段やらない掃除とかしたくなりませんか?
それと一緒よ。
逃避っす。逃避。
オッサンの話で恐縮ですが、こうみえても学生時代は真面目だったので、中学時代最初の定期テストは2週間前から計画を立てて勉強していました。
で、だんだん慣れてくると、計画を立てるのは2週間前なんですけど、なんども計画倒れをするんですね。1週間前に計画を修正して、5日前くらいにまた修正、3日前にまた修正して、やっと始動。
こんな感じでした。
高校時代は3日前から全教科一斉スタートがデフォルトになってましたね。
大学時代になると、3日前だったのが、2日前、1日前といって、最終的には当日の日の出前がスタートという状況になっていました。
もうね、当日の深夜1時くらいに目覚ましかけて、目が覚めたらコンビニに行って漫画雑誌を立ち読みして、「嗚呼、こんなことやってる場合じゃねぇ……テスト間にあわねぇよ……やべぇよ」と漫画の内容も頭に入ってこない状態なのに立ち読みという儀式を終えて、お茶や甘いお菓子を買って帰宅、モタモタウジウジして、深夜3時前後にスタート。
そこからアドレナリン出しまくって、死ぬ気で7時くらいまで勉強してテストに出そうな内容を覚えて、そのまま大学いってテスト受けてました。
で、テスト終わったら寝て、次の日のテストに備える、という流れを3、4日やってました。
なので、何も頭に残ってませんでしたね。
いや、こんな学生生活していたから、僕みたいな学生が僕みたいな奴なんかの講義をマトモに聞くわけないっすね(自嘲)。
つっても、このままじゃこのままになってしまい、白いスライドを見せながらフリートーク講義をするハメになるので、そろそろやらないとね。マジで。
……明日から本気出します。