一流とそれ以下
毎日コツコツと詰将棋を4題解いています。
3手詰めの。
前は5手詰めを解いていたんですが、ちょっと間を空けてしまったので、3手詰めに戻って鍛えなおしています。
最初は3手詰めでも、解くのに時間がかかっていたんですが、今は簡単なのなら3秒くらい、そうでなくても1分くらいでわかるようになってきました。
本当に難しいのはムリっすよ。
でも、繰り返し解いているうちにコツみたいのが身についていくんですよね。
継続は力なり、で続けていきます。
詰将棋を続けていると、弱い僕でも弱いなりに終盤力が上がってくるんですよ。羽生名人の終盤力を100とすると、僕の終盤力は0.000000000001くらいですかね。
でも、詰将棋を続けるうちに終盤力が0.0000000000011くらいになった気がします。
そうなると、自分の手だけでなく、相手の手も見えてきました。
あ、一手差で間に合うな、とか逆に一手差で負けるな〜とか。
こないだもSWで自分の負けが見えたんですよ。
こりゃ、相手の尻金打ちで詰むわ。銀を上げてこちらの玉のお尻をケア(意味深)しておくべきだった、、、
対局が終わる前に一人感想戦を行っていました。
すると、、、相手が自分の勝ちに気づかず自玉の守りを固めてきました。
そうです。逆転です。
そこから無理矢理な連続王手で、勝利した僕は1人でガッツポーズをとりました。
次の瞬間、なんか哀しいんですよね。
勝ちは勝ちですが、相手のミスを拾っての勝利です。
ギリギリガールズで攻め合いの末、勝利をもぎ取ったというのなら気分が良いんですが。
そこで、昔あるプロゴルファーの方から聞いたことのある逸話が思い出されました。
プロゴルファーが相手と一打差で首位争いをしているときに、相手がパットをする場面があったとする。
相手がパットを外せば、自分の首位が確定。
相手がパットを決めて、自分も決めても、これまた自分の首位が確定。
この場面で、プロゴルファーは皆、同じように考えるそうです。
この話を聞いた当時の僕は、「相手がパットを外してくれないかな〜、外してくれ! いや、外れろ!!」と心の中で強く念じるだろうと思う、と考えました。
結論から言うと、それは二流以下の考えとのことです。
一流はこう考えるそうです。
「決めてこい! 絶対に決めてこい! その上で、俺も決めて勝ってやる」
リームー
いや、む〜り〜
そんな考え方、む〜り〜
一流の考え方をすると、相手がパットを決めてきても、自分の気持ちを切らさずに自分のパッティングに臨むことができます。
しかし、相手のミスを願ってしまい、それが叶わないと、落胆の気持ちが芽生えて、自分のパッティングに影響が出てしまうそうです。
なるほど合理的だな〜、と感じました。
ですが、僕はこれからも相手のミスを願ってしまうと思います。
10年後から本気出すわ!