必勝局面を見落とすの巻(後手番編)
とある必勝局面でいつもきっちり負けていたにも関わらず、いざ自分がその立場になるとしっかり詰めていくことができませんでした。。
そのため、見直ししてみました〜
こっちが後手番(図では手前)で進めると下図のようになります。わかりにくいので、説明は先後逆で、自分が▲、相手が△表記でいきます。
この局面ですね。よく見ますね。
相手は△C2ぞう打が定跡です。
しかし、△B1らいおんと逃げてしまいました。
この時点でこちらの勝ちが決定です。
当然の▲B2きりんで、ぞうを取りますね。
相手も当然、△同らいおんです。
ここからの順番があやふやでしたが、正解は▲A3ぞう(▲C3ぞう)です。
ここから2パターンに分かれます。
(1)△B1らいおんパターン(△A2らいおん、△C2らいおんも同様)
(2)△C1らいおんパターン(△A1らいおん)
まずは、(1)△B1らいおんパターン
△B1らいおんに対して、▲B2きりん打で即詰みです。
△A1らいおん、もしくは△C1らいおんとどちらに逃げても、あたまにひよこを打たれて終了!
次に(2)△C1らいおんパターンです。
△C1らいおんに対して、▲B2きりん打が詰めろになってます。
つまり、▲C3ぞう打→△どこにらいおんが逃げても→▲B2きりん打の流れは絶対です。
これに対して、△B1きりん打で受けるとらいおんの逃げ道を塞いでしまい、▲C2ひよこ打で即詰みです。
ならば、と、△C2きりん打で受けてはどうでしょうか?
▲同きりん
△同らいおん
▲B2きりんで詰んでますね。
△C1らいおんは▲C2ひよこ打で決まり、他はどこに逃げてもらいおんはキャッチされます。
じゃあ、△C2ぞう打で受けたら耐えられるでしょうか?
ここは▲同きりんとぞうを取ってしまいたくなりますが、そうしてはいけません。
▲C3らいおんと寄っていくのが好手です。
相手も△B3きりん打と反撃しますが、
落ち着いて受けます。
▲同きりんです。
△同ぞうと来るのが自然ですね。
▲C2ぞうと上がる手が王手となり、これで詰んでます。
以下、△B1らいおん、▲A1きりん打で決着です(もしくは、△B1らいおん、▲C1きりん打、△A2らいおん、▲A3ひよこ打)。
ということで、こちらのらいおんがB4、相手らいおんがB2の位置で、こちらに手番があれば必勝局面です。ぞう打→きりん打が基本路線できっちり勝ちきりましょう!